歯周病治療
歯の周りの骨を破壊していく病気「歯周病」
歯周病は歯を支える歯茎など歯の周囲に起こる病気です。歯を支える歯茎が炎症を起こし、歯周ポケットと呼ばれる歯と歯茎のすき間が深くなっていき、あごの骨の一部である歯槽骨が徐々に溶けてしまい破壊されます。
歯の土台の病気ですから、進行すると歯がぐらつき、ついには抜けてしまいます。
歯周病を放っておくと、病原菌が唾液や血液の中に入り込んで身体のあちこちに飛び火し、全身に深刻な影響を及ぼしかねません。
心臓発作、がん、アルツハイマー病や早産、低体重児出産、その他多くの病気との関連性が指摘されています。
一部の病気については、歯周病を治すことで病状が改善できることも分かってきています。
このように歯周病の予防、治療はからだの健康のためにも欠かせないものとなってきています。
歯周病にならないために大切な3つのこと
現在、歯周病は予防出来て治療も可能です。大切なのは予防、診断、治療、そしてメインテナンスです。この15年の間に、歯周治療は急速な進歩を遂げました。以前は「不治の病」とさえ言われていた歯周病も、現在では進行を阻止することが可能となり、健康を取り戻せます。
・正しいブラッシングを毎日実行、歯の表面を歯垢のない清潔な状態に保つ
・歯科医院で歯肉の中まで入っている歯石を完全に取り除き、さらに根の表面を滑らかにして炎症を引き起こす細菌を徹底的に除去する
・歯科衛生士による専門的なクリーニングなどのメインテナンスを定期的に受ける
歯磨き指導(TBI)
過去に指導を受け、歯磨きには時間的にもまあまあ自信を持っている方が多いですが、出来てないから歯周病にかかったのです。不必要な箇所を適当に擦っているのです。ここで意識を変えなければ歯周病はどんどん進んで深刻な状態に陥るでしょう。
ですが衛生士が30分歯磨き指導をしてそのあと毎日ひとりでできるようになりましたか?できるようになるまでする、そして続ける、それが指導でそれが歯周病の治療の重要な要素です。担当の衛生士が患者さまひとりひとりに合わせて”指導”致します。